関西での新生活
 

日本イーライリリー株式会社

中村 弥生


 関西支部会のみなさま、お元気でしょうか。
 私は今年度の4月より神戸・三ノ宮にあります日本イーライリリーの臨床開発部で働いております。会社内には幸運にも、私を含めて3名の九大出身者のデスクがちょうど3つ並んでおり(私以外のお二人は薬学部のご出身ではないのですが)、馬出・箱崎のなつかしい話で盛り上がることもしばしばです。また、他部署の九大出身の先輩方とも仲良くさせていただいており、九大出身であることのありがたさをひしひしと感じています。
 現在、同期、先輩ともに非常に恵まれ、楽しい毎日を過ごしていますが、引越してきたばかりの頃は関西ならではの出来事に驚いてしまうこともありました。周囲で繰り広げられるボケとツッコミ満載の会話、当たり前のように行われる値引き交渉、テレビをつければやしきたかじんさんと上沼恵美子さんが大活躍…。期待と不安を胸に抱いてやってきたこの土地には24年間住み慣れた九州とは異なる世界が広がっていました。環境の違いと共に、社会人として収入を得ることの大変さも初めて感じ、自分を育ててくれた両親にこれまで以上に感謝の気持ちを抱くようになりました。このように色々な新しい出来事に戸惑いながらも順調に社会人生活を過ごすことができているのは、やはり周りの方々の支えがあってこそだと強く思います。
 その中でも、前述いたしましたとおり、九大出身の方々とのご縁はとても大切だと感じています。9月に参加させていただいた薬友会関西支部総会では、関西在住の多くの先輩方とお会いすることができました。壇上での新入会員ご挨拶の際に緊張して訛ってしまった私の言葉を、先輩が「宮崎弁」とすぐに当てて下さった時には驚くと共に「やはり九州の方はさすがだなぁ!」と感激いたしました(生粋の博多っ子にお叱りを受けそうですが、関西の方は私の宮崎訛りを博多弁と勘違いなさる事が多いのです…)。久々に福岡に戻ったような時間を過ごすことができました。学生時代には面識のなかった先輩方と、関西の地で交流の機会をいただけるのも支部会を運営して下さる方々のご尽力のおかげだと思います。支部長を始めとして、支部会を運営されている皆様、本当にありがとうございました。

 私も関西支部の一員として、先輩方のようにこの地で活躍できるように努力していきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。末筆になりましたが、皆様の御健康と御活躍を心よりお祈り申し上げます。