「縦のつながり」を大切に 
 

渕上 博美(53 回生)

 

仕 事から帰宅すると、自宅に九大薬友会関西支部総会のお知らせが来ていました。ふと中を見ると、9月8日に九大薬友会関西支部総会が開かれ、その総会の中で は大戸先生に講演いただけるとのこと。まず、九大薬友会に「関西支部」が存在することに驚いたとともに、講演してくださる先生が、私の出身研究室(薬剤学 分野)の教授である大戸先生であることに再度驚かされました。参加しようかと思いましたが、大先輩ばかりの中に私のような新人が参加して果たして大丈夫な のだろうか、会話にはついていけるのだろうかなど、いろいろな不安があり、結局、参加するかどうか迷ったまま数週間が過ぎていました。
 ある日、私の大先輩である弊社の永繁さんに、薬友会に参加しませんかとのお誘いを直々にいただく機会があり、先輩のいる心強さと、誘っていた だいた嬉しさから、是非参加させていただく運びとなりました。
 9 月8日、会場へ足を運ぶと、ものものしい雰囲気で、大戸先生の講演が今にも始まろうとしているところでした。やはり私のような新人が来るところではなかっ たのか、と始めは戸惑っていたのですが、大戸先生の講演を聞いて懐かしさを感じるとともに、九大で研究していた頃の新鮮な気持ちに戻ることができました。
 その後、懇親会が開かれました。久しぶりに再会した自分の同学年の友との会話もそれはそれで楽しく、昔の懐かしい思い出に浸ることができ十分 楽しかったので すが、この薬友会はそれとは別に、違う企業に勤めていらっしゃる、年代も離れた緒先輩方といろいろなお話ができる非常にいい機会であったように思います。 現在の私の日常生活で他社の方々とお話できる機会はほとんど皆無であり、いろいろな環境で生活している方々と腹を割ってお話できるのも、このような薬友会 に参加したからこそだと思います。まさに卒業生の「縦のつながり」を意識させられたイベントでした。
 九 州から離れて約半年。大阪に来て感じたことは、九大出身と言うだけで社内に限らずみなさんとても親身になって接して下さるということです。卒業生の「縦の つながり」はいつも私の心強い存在となっています。薬友会の魅力は人それぞれ、違うのかもしれませんが、一度、多くの方々にこの薬友会に参加して、是非縦 のつながりを感じていただけたらと思います。
  最後になりましたが、今年の総会を運営してくださった皆様にあらためて厚く御礼申し上げます。