九大薬友会総会参加報告 感想 
 

川原 修(29回生)

 誰しも九州大学を卒業して、関西圏に就職した人は、九薬関西支部の新人歓迎会を受けた記 憶があるものと思います。 私もその一人であり、もう20年以上も前のことになります。 今回、松村幹事(日本新薬)の後任として幹事を引き受けました川原(日本新薬)と申します。 出身は福岡県です。今後とも宜しくお願いします。 さて、先般9月8日に行われました総会に幹事として始めて参加しました。 過去には一度だけ一昨年前に正山教授(元生薬学教室)を講師として関西支部がお呼びしたときに会社の同教室出身者4名と連れ立って参加しました。 当然二次会では、昔を懐かしむ話で盛りあがりました。その時の写真を掲載させて頂いております。 私は、九州大学理学部を卒業して、薬学部大学院を2年間生薬学教室で過ごしました。 当時は、西岡先生を筆頭に、八木先生、正山先生、野中先生、矢原先生とユニークな先生方がおられ、特に野中先生からは研究成果を出すようよくしごかれまし た。 それでも教室は大変居心地が良く、私としては、博士課程に進みたかったのですが、長男であることから両親の反対にあい仕方なく製薬企業に就職しました。 今回の総会では、7名の新人さんが参加され、自己紹介と抱負を面白おかしく語っていました。 半分位の方は、私と同じ九州出身者だと思います。ほとんどの方は研究職に着かれていると思いますが、私と同じ臨床開発職に着かれている方もいました。 昨今の医療の現場は、めまぐるしく進展し、グローバリズムの名の基に、臨床試験においても試験計画、データの収集や解析、記録の残し方など世界的な基準で 統一され、相互乗り入れができるようになってきています。 患者さんが喜び、医者が満足する薬剤を開発し、供給していくのが製薬企業の使命であります。今回入会された同門卒である若い人達は、この社会的責任と義務 を背負って頑張ってください。